- 2012-01-24 (火) 19:45
- 日々のこと
耳を澄ます、
という表現がある。
そのことを頭の中に思い浮かべる時、その主体はなんとなく、瞳を閉じているような気がするのはなぜなんだろう?
視覚も味覚も聴覚も触覚も嗅覚も、
最近じゃ、同期していることのほうが多い。
世に言う「ながら」という状態だ。
たった今のおいらも。
電車の扉が開いて冷たい風が入ってきた、ん、この香りは隣のおっさんのヘアトニックか(臭いなぁ)、それにしてもこののど飴は甘すぎる、今度もっと別のを買わなきゃ、んー、フリック入力でミスしてしまった、あ、今、イヤフォンから流れてきてるこの曲すごく好き……
もうね、ひとつひとつの感覚を吟味してる時間なんてないですよ?
次から次へ、思考も感覚も流れていって、そんなふうに、数分、数時間、数日、数ヶ月。
飛ぶように過ぎて行く時間、
あっというまに見過ごされる感覚。
少し、危惧感を感じてしまうのです。
結局、おいらの人生はこうして、凄まじいスピードで、終わっていくんだろうな、って。
それで「ながら」をやめて、
ひとつのことに集中してみようかな、と。
耳を澄ます時には、視覚はいらない。
そんなふうに。
そこで。
今、ほんの一分。
目を閉じて、耳から流れてくる音楽に集中してみることにしました。
たった一分。
けれど、なんて、豊かな時間、豊かな感覚なんだろ!
毎日に持ち歩いている聴き慣れた音楽なのに、改めて聴き入ってみると、流して聞いてる時と全然違うんだよね。
なんというか、月並みだけど、豊かな気持ちになるよ。
たった一分、食べてるものに集中する。
たった一分、好きな人の顔を見つめる。
たった一分、目を閉じて深呼吸。
なんでもいいので、
今まで「ながら」で続いてきた時間を、たったひとつのことをゆっくり行うことを通して、一旦、区切ってみようかな。
そんなふうに、思いましたとさ。
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